- Mai Hasegawa
さくらんぼの生態系 Cherry's Life
*さくらんぼはどこで取れるの?
さくらんぼは、冷涼な気候を好むので、日本では主に東北より北で作られています。
山形県、北海道、山梨県、岩手県、長野県などでたくさん作られています。
世界では、トルコ、アメリカ、イラン、チリ、ウズベキスタンの順の多く作られていて、ヨーロッパや北アメリカなどいろいろなところで作られています。
酸っぱい種類の加工用のさくらんぼは、ロシアやポーランドでたくさん作られています。
*さくらんぼはとっても繊細
美味しいさくらんぼを育てるのはとても大変です。
さくらんぼは冬を越さないと実がなりません。
また、冬が寒い方が美味しい実になるのです。
しかし、霜が降りてしまうと蕾が枯れてしまい、実がなりません。
雪がたくさん降るところでは霜が降りにくいので、冬は寒くて雪がたくさん降るところが適しています。
実が出来てからは、太陽がたくさん当たった方が美味しい実が出来ます。
また、雨が当たると実が割れてしまうので、収穫前の梅雨の時期に雨の少ないところの方が適しています。
そして、さくらんぼの木は、根が浅いので風に弱く、台風などが多いところでは、倒れてしまうのです。
*さくらんぼ王国山形
日本のさくらんぼの7割以上が山形県で生産されています。
山形県は、もともと水はけが良く、農業に適した土地です。
冬には雪がたくさん降りますが、夏には暑くなり日照時間も長いです。
また、盆地のため、梅雨にも雨が少なく、台風が来ても強い風が吹きにくいとてもさくらんぼ作りに適した環境なのです。
また、明治時代のはじめにさくらんぼが持ち込まれてから、約100年のさくらんぼ栽培の歴史があります。
山形県では、環境と伝統があわさって、たくさんの美味しいさくらんぼが作られているんですね。
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